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避妊手術の実際

  避妊手術の手順
   1、麻酔前投薬処置:麻酔薬の必要量を少なくし、副作用を抑えるために使用。
    
   2、麻酔導入:気管チューブを挿管する。 これによりガス麻酔を維持麻酔として
     継続できる。

   3、気管挿管。 左写真は気管チューブを挿管し、麻酔器と接続されている様子。



麻酔器                心電図モニターなど


皮膚を消毒し、四肢を固定して手術準備完了。







 手術器具 すべて、オートクレーブにて滅菌処理済。


 滅菌有窓布を切開部位に固定する。
 これにより、手術部位を覆ってしまい、無菌的に作業が出来るようにする。







皮膚を切開し、腹膜を切開すると、内臓が見えてくる。







 子宮を引っ張り出したところ。

 これから血管等を結紮して摘出。





 卵巣と体がつながっている部分を結紮して切除し、
 子宮と卵巣を引っ張り出したところ。
 
 このあと、子宮頚管のところで切除すると摘出は終了。




摘出した子宮。

 左の方が膣へ続く部分。

 右の二股になった先のやや膨らんだ部分に卵巣がある

 



 皮膚縫合が終了したところ。







手術が終了し、麻酔が覚めるのを待っているところ。

呼吸が完全に安定して、気管チューブを抜くのを待っている。

まだ動物は寝ている。

見えているコード類は、心電図モニター。

 避妊手術は、手術の基本。
 ここで行われている方法は、そのまま、他の内臓の手術においても実施されている。
 麻酔法は、幾つもあり、安全な麻酔ほど費用がかかる。
 病院間の手術料の差は機械設備、麻酔方法などによるものである。
 手術料のコストダウンは不可能ではないが、そのために、安全性も低下する可能性を秘めている。
 安いに越したことはないかもしれないが、大切な家族である動物の手術リスクを少なくするためならば
 金額だけを目安にすることはいかがなものであろうか?

 動物病院での医療は、基本的には人間の医療と何ら変わりがない。
 麻酔法も現在では人間で主流の吸入麻酔が導入され、手術室内の設備は人間のそれと同じである。
 動物には健康保険の適用がない。人間とおなじ請求基準を適用すれば避妊手術は数十倍になる。
 同じ器具、同じ薬を使用して,同じ技術を獣医師は実施している。
 にもかかわらず、実際の費用請求は人が健康保険を適用された場合の費用と変わらない程度まで
 押さえているのは、獣医師の経営努力以外のなにものでもない。

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